させていただいたことをきっかけに、
PHPさんのラノベ小説(スマッシュ文庫)の方も、
よくチェックするようになったのですが……、
こういった本があるみたいですね!
ウルトラマン妹 (スマッシュ文庫)
妹がスーパー戦隊に就職しました (スマッシュ文庫)
イモート・オブ・ザ・リング (スマッシュ文庫)
妹がゾンビなんですけど! 3 (スマッシュ文庫)
なんでしょうか、この異常なまでの「妹押し」は(笑)。
特に、「ウルトラマン妹」は、編集さんが円谷プロまで行って
ちゃんと企画をプレゼンして公認してもらったとのこと(笑)。
ちなみに、これらの本を出したレーベルは、スマッシュ文庫「妹組」と言い、
「妹萌え専門レーベル」として、今後も、妹萌えを出していくみたいです。
「でも、『ウルトラマン妹』並にインパクトがある『妹ネタ』って
他に何があるだろう? 仮面ライダー妹? うーん?」
などとちょっと考えてみたところ、
「バキ妹」という単語が頭に浮かんできました。
よく考えたら、勇次郎は、世界中に隠し子がいるはずなので、
バキに「妹」がいてもおかしくないですよね。
残念ながら僕には小説を書く能力がないので
(雑学知識系の本しか書いたことないし)
実現は無理ですが、面白いネタなので、
自分だったらどんな感じに書くかなあと、
想像だけでもしてみると楽しかったり……。
うーん、やっぱり、冒頭は、
とある記者がオタク評論家「宅蜂郎(50)」の元を訪ねるシーン
からでしょうか。
◇
「ははは、記者が訪ねてくるのは久しぶりだ。
萌え文化のことなら何でもきいてくれたまえ」
「ほぉ、妹萌えについてか……。
ふむ、たしかに、
いま日本は空前の妹萌えブームだな……。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』から始まり、
はては『ウルトラマン妹』まで……
ついには妹萌え専門のレーベルまで出来たぐらいだ」
「ん? なぜ、そんなブームが起きたかって?
はは、そりゃあ、
今は男が『草食男子』とか言われる軟弱な時代だからな、
身近で、年下で、幼く……
しかも自分を無条件に慕ってくれるような存在……
そんな都合の良い異性が欲しいという深層心理の表れ
――といったところでどうかな?
なかなか読者を釣れそうな論説だろう?
まぁ、そんな感じで適当に記事を仕上げてくれたまえ。
それより、このフィギュアみてくれよ、
限定3体しかない、レアな――」
ばきぐしゃあああ!
突然、持っていたフィギュアを
握りつぶす「宅蜂郎(50)」
「なぜ、その名を……。
……人が悪いな、知っていたのか」
◇
「いま、日本を襲っている空前の妹ブーム。
しかし、おかしいだろう?
妹なんて、本来、生物的な本能から言っても、
決して恋愛対象にならないはずの存在。
それがなぜ、ここまでブームになっているのか?
さっき私が言った程度の理由じゃ、
とうてい説明なんかつかないさ」
「とある動物学者の報告だが……。
カモの兄妹は、生まれたばかりのときは仲が良いが、
ある程度の年齢になると、互いに避けるようなり、
決してつがいにならないという。
生まれながらに備わっている自然の摂理というやつだな。
だが……、その摂理に逆らい、世界中のカモが、
突然、兄妹同士で求愛活動をしはじめたとしたら……
君はどう思うかね?
いいかいッ!?
いま、この日本で起きている妹萌えブームという現象はッ
そういうたぐいの異常事態なのだよッ!
そんなこと、『自然の摂理』を捻じ曲げるほどのッ
『何か』がなければッ
決して起こりえないッ!
そうさ、もう君も察しがついているのだろうッ!?
この神が定めし『自然の摂理』を捻じ曲げた現象はすべて、
ひとりの『妹』の強烈な『兄への想い』が、
引き起こしている、ということに――ッッ!
そんな話、誰が信じられるだろうか――ッッ!」
◇
「……ああ、あるさ。会ったことが。
そうあれは、まさに
地上最強の妹だったよ――」
と、「宅蜂郎(50)」の回想にかぶせて、
物語を始める感じですかねえ。
なにせバキが歩くだけで、ネズミが大発生して道を埋め尽くす異常現象が
起きるくらいだから、これもアリかなあと(笑)
じゃあ、肝心のバキ妹はどんなキャラにしますかね。
これはもう定番中の定番として、
「おにいちゃん大好きキャラ」にするのが良いですよね^^
「あたしの夢ですか?
ええ、もちろん、おにいちゃんの子供を産むことです。
なぜって、父を超えることが息子の務めであるように
父を超える子を産むことが娘の務めだからです。
そして、そのためには、相性ばっちりの最強の男性、
すなわち、兄と結ばれるのが必定ッ!」
「というか、そもそも、
妹って必ず『兄』に恋をするじゃないですか?
でも、その恋はたいてい実りません。
なぜって世の中の妹たちがそんな『本心』を口走ったら、
世間の冷たい視線に晒されてしまうから。
あげく、隣に住んでいるだけのあほ毛の幼馴染に兄を奪われたりッ!
どこの馬の骨ともわからぬプロレスラーの娘に兄をSAGAられたりッ!
なぜ、こんな不条理が世の中に、
まかり通っているかというと、すべて
あたしにッ、妹にッ、『腕力』が足りないからッッ!
(ぐにゃあああああああああああああああ)」
とまぁ、こんな感じの「お兄ちゃん大好きっ子」で
ラノベ定番の理想の妹って感じですかね。
あとは、巻数が進んだら、テコ入れに、
花山妹、烈妹、独歩妹、
夜叉猿妹、ガイア妹(別人格の一人)とか
随時出していけば、もう人気はバッチリかと。
ともかく、スマッシュ文庫「妹組」の
今後の展開に期待したいと思います。
(追伸:他にいただいたアイデア)
・「お兄ちゃんのバカー!」が基本鞭打。
・「強くなりたくば喰らえ!」と兄の枕元で仁王立ち。
・お兄ちゃんへのお弁当は、基本おじや(飲み物は炭酸抜きコーラ)。
というか、妄想力?
是非読んでみたい作品です。
板垣先生にプレゼンしにいく勇敢な編集さんがいれば良いのですが……。
なんなんだこの人…
面白すぎる…
面白すぎるだろ…!
いいのか?…
知識もあって、しかも面白いなんて…!
与えちまってる…天が二物っ…!