おかげさまで、なんと2000枚を超える応募がありました!
(サイズオーバーで載せられなかったイラスト含む)
しかも、その質がとても高く、書籍「哲学ガールズ」のイラストは、
この応募イラストから9割近く採用されるという結果となっています。
ようするに、イラスト募集企画は大成功でした!
投稿して頂いた皆様方には、この場を借りてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
さて、今回は、イラストの選考についてちょっとした裏話を
述べたいと思います。
■イラスト選考で悩んだところ
まず、イラスト選考のやり方ですが、
「版元」と「飲茶」で別々に選考を行い、
「せーので」と選考結果をつき合わせて、どっちにするかを
決めるという方式でした。
(ちなみに、「版元」と「飲茶」の選考結果は意外にずれてました。(笑))
なお、最終決定権は、編集さんにお任せしています。
さて、こういうやり方で、哲学ガールズ一人一人を
決めていったわけですが、一番こまったのが激戦区キャラです。
たとえば、ヘラクレイトスちゃん。
さぁ、皆さんならどれにしますか?
見てのとおり、どれも段違いにレベルが高いわけで、
とても選考が大変でした。
ちなみに、傾向としては
「ファンタジー(魔法使い、錬金術師、魔物使い)系」キャラが
「激戦区」になりがちでした。
(やっぱり、絵師さんたちが、普段から、ファンタジー系の衣装の
キャラを描きなれているからでしょうか)
特に、フィチーノちゃん、ホッブズちゃんは激戦区でした。
■どっちにするかメチャクチャ悩んだイラスト
結果として不採用になったのですが、
これは、もう本当に、どっちにするか悩みまくった印象深いイラストたちです。
達磨ちゃん先生
すごいイメージどおりだったイラストです。
こんな先生にならいたいです。
デカルト
いっけん普通の女子高生というイラストなんですが……
なぜか「デカルト!」って感じのイラストなんですよね。
アウグスティヌス
こ、こんなけしからんアウグスティヌスがかつていたでしょうか!
茂木ちゃん先生
結果として、茂木ちゃん先生の採用イラストは、
「魔法少女系の萌えイラスト」となりましたが、
こういう「ちょっとリアル」な方が、
より「ダメージがでかい」のではないか……とか
色々考えて最後まで悩みまくりました。
そういえば、書籍「哲学ガールズ」の発売後、
担当さんに「茂木先生って怒ってないですかねえ?」
と聞いたら、「あ、じゃあ明日、きいてみますね」
と明るく言ってたのですが、
その後、いまだ返信がありません。
無事なのでしょうか……。
■哲学ガールズイラスト(ソーカル部門)大賞発表
諸般の事情で、ソーカルちゃんは書籍「哲学ガールズ」に
掲載することができませんでした。
ご投稿していただいた皆様には大変申し訳ありませんでした。
お詫び申し上げます。
しかし、せっかくですので、
「もしソーカルちゃんが載るとしたら、採用されたであろうイラスト」を
本記事で発表したいと思います。
栄えある、哲学ガールズイラスト(ソーカル部門)大賞は……
下東神菜さんに決定いたしました! おめでとうございます!
「見てるか、ソーカル先生!!
薄い本出すぞ、ゴラァ!!」
……とゴルギアスちゃんが言ってました。
ゴルギアスちゃんが。
さて、いよいよ次回の記事で、本企画を締めたいと思います。
(続く)
↓哲学ガールズ企画!
投稿イラストを見ながらどれが採用されるか予想したのですが、ほとんどの予想がカバー裏にw
ソーカルちゃんが除外されてしまったのも、残念でなりません。
ところで、P151のラッセルのページに「記号倫理学」とありますが、「記号論理学」の間違いでしょうか?
それからP83のデカルトのページに「『方法序説』は第六部によって構成され」とありますが、「全六部」の間違いかと思います。
余談ですが、本書を読み込んだあとに、wikiなどで“彼女ら”の本当の顔を見たときの絶望感www
「ただのおっさんやん!」と思わず突っ込む。
女性の哲学者って、いないのでしょうか?
女性の哲学者は、ハンナアーレントやボーヴォワールなどがいますが、男の娘として載せても良かったかもですね。
イラストは予想と違いましたかー。
いつかチャットとかで座談会やりたいですねー。
いやいや絶対こっちがいいよーとか。