たまには、ゲームの話題ということで、
面白くて印象に残ったゲームの紹介をしたいと思います。
「
ドリフトチャンプ
」
独身時代に夢中になってやっていたプレステ2の
レースゲームなんですが、
いやあ、とても面白かったです。まず、ストーリーが熱い!
●ストーリー:うろ覚え
主人公は、なんのとりえもない平凡な普通の高校生。
ある日、彼は、「
大財閥の御曹司で、しかも天才的ドライバーとして
名を馳せている、COOLなスーパーイケメン人」と友人になる。
そのイケメン君の影響で、主人公は、
走り屋の世界に足を踏み入れることになるのだが、
結局、なにひとつイケメン君にはかなわない……。
「
女の子が不良にさらわれる事件」が起きても、
不良たちをレースで打ち負かし、
女の子を助けるのも、やっぱりイケメン君……。
主人公はただの役立たず……。
そのうち、主人公は、イケメン君に対して、
嫉妬心、劣等感……を持つようになる。
「
自分は、一生、彼に憧れるだけの人間なのだろうか。
い、いやだ、勝ちたい!
絶対、彼より速くなってやる!
あぐぅぅぅぅぅっぅぅぅ……!(泣)」
主人公は、大学への進学を取りやめて、自分を鍛えるため、
単身アメリカにレース修行に行くことを決意する。
こうして、アメリカで、さまざまなアルバイトをしながら
お金を貯め、車をグレードアップしていき、
レースで勝利を重ね、
アメリカで最強のドライバーになった主人公は……
日本で負けたあのイケメン君に再挑戦……
そして、見事勝利を手にする……
…………
のだと思います……。
たぶん……。
なぜ「
だと思います」なのかというと、
実は、僕はレースゲームがものすごい下手で、
結局、最後までプレイしてクリアすることができませんでした。
なので、この熱いドラマが最後どうなるのかわかりません。
ただひとつ僕が言えることは、このゲームには、ミニゲームとして、
色々なアルバイト(車磨きとか)があるのですが、
回転寿司のアルバイトがとても面白かったです。
それはこんなミニゲームでした。
●回転寿司のアルバイトのシステム
まず、開店時間になると、色々な年齢層のお客さんが入ってきて、
席に座ります。プレイヤーは、ボタンを操作して、
色々な種類の寿司を、ベルトコンベアに流します。
すると、お客さんが欲しいものが流れていれば、
それを食べてくれます。たくさん食べて満足すると、
お金を払って、出て行く、というそんなシステムです。
ちなみに、なんでも、寿司を流せばいいというわけではなく、
「
客層に合った寿司」を流さないといけません。
たとえば、子供だと、イクラとか、味の濃いもの、
おじいさんだと、カッパ巻きとか、あまり脂っこくないもの、
玄人っぽい人だと、しめ鯖などのひかりもの、
などなど、そんな感じです。
だから、うまく流さないと……、
たとえば、若い年齢層しかいないのに、
回っているのが、イカや光ものばっかりになってしまうと、
客がぜんぜん寿司を食べてくれないので、売上があがらない、
ということになってしまいます。
ただし、寿司職人スキルというパラメータもあって、
根気強くバイトをし続けて、この数値をあげると、
多少客層の合わない寿司でも、
お客さんは食べてくれるようになります。
●必勝法
この回転寿司ゲームをやっていて気づいたことがあります。
それは、ただ寿司が売れれば、儲かるのではなく、
「
料金と原価の差」で儲けが決まるということです。
たとえば、マグロが300円の皿だとして、
マグロの原価が250円の場合、50円しか儲かりません。
一方、イカが200円の皿だとして、イカの原価が100円の場合、
100円儲かります。
とすると、マグロを10皿売るより、イカを6皿売る方が、
儲かる、ということになります。
というわけで、ただ、マグロとかトロとか、
「
みんなが食べてくれそうな人気の寿司」を作ればいいのではなく、
どちらかといえば、なるべく
「
原価が安くて儲かる寿司を作って、食べてもらうこと」
を念頭において、寿司を流す必要があるのです!
で、原価の差を調べてみたのですが、
どうやら、「
プリン」が一番原価と値段の差が
大きくて
儲かる、ということが判明しました。
それがわかって以来、僕は、プリンだけを、
コンベアに流すようになりました。
●回転寿司の経営者となる
こうして回転寿司のアルバイトで、必勝法を見つけた僕は、
たくさんバイト代をもらえるようになり、
車をどんどん改造して速くしていきました!
でも、レースに出ても負けてばかりで、
ストーリーが一向に前に進まみません……。
仕方なく、延々と回転寿司のバイトをやっていたら……、
なんと驚きのイベントが起きたのです。
「
経営者にならないか?」と。
●その後
回転寿司で儲かったお金を投資することで、
どんどん店を大きくすることができます。
もちろん、ベルトコンベアを長くすることもできます。
巨大なベルトコンベアーに、大量のお客さん。
アメリカでは日本食ブームということもあり、僕の店は、大盛況です。
ただし、僕の回転寿司屋は、プリンしか流れません。
もちろん、普通なら、みんな「食べたいものがない!」と文句を言って、
帰っていくはずですが、僕は「
寿司職人スキル」が高いため、
誰も文句を言わず、プリンを食べてくれます。
巨大な回転寿司屋で延々とプリンだけをコンベアに置いていく。
そして、どんどん売上があがっていき、
最後には店の看板娘に、「
あなたは、最高の寿司職人ね!」と褒められ、
彼女と結婚して、幸せに暮らすという感動的なエンディングが起きました。
すべてを捨てて、アメリカにきて本当に良かったです(泣)
●評価
天才ドライバーに打ち勝つため、
単身アメリカに乗り込んで、
寿司職人になり、プリンを流し続ける。
ドリフトチャンプ、最高に面白いレースゲームでした(^^)
#なんていうか、人生ってこういうことですよね
★5つです!