●カードの上下移動
プレイヤーは、自分のターンの最後に、
「1回だけ、科学者カードを1枚、上下に移動することが可能」
となっています。
このカードの移動は、以下のルールにしたがいます。
・科学者カードの上に、理論カードなど、その他のカードが乗っている場合は、
一緒に移動させることができる。
※科学者を理論武装したまま、移動させることができる。
・指定した移動先に、すでに科学者がいる場合は、互いに場所を入れ替える。
●最前線を利用した戦略
たとえば、相手は、最前線のカードしか攻撃ができませんので、
最前線に「防御力が高いカード」を置いておけば、安心です。
逆に、弱いカードだが、条件が揃うと強くなるようなカードの場合は、
一番下の段に置いておくと良いと思います。
とはいえ、相手のカード位置を強制的にずらすような
特殊能力などを持ったカードなどもありますし、
「最前線に伏せてあるから、きっと強いカードか、
トラップ能力のあるカードだろうと思っていたら
……実はブラフだった!」
などの駆け引きがありますので、油断は禁物です!
2009年01月11日
2009年01月14日
AcademiA(アカディミア)開始前にカードを確認
■ゲーム開始前のカード確認
本アカディミアでは、ゲームを開始する前に、
互いのプレイヤーで、必ず以下のことをやっていただきます……。
それは……、
どんなカードをデッキにいれてるか
互いに見せ合う
ことです。
具体的には、こんな感じです。
@互いに、カードを50枚用意する。
Aその50枚をシャッフルし、上から10枚のカードを取り除き、
残った40枚を互いに交換し、3分間、その中身を確認しあう。
B確認後、互いにカードを持ち主に戻す。
Cプレイヤーは、戻ってきたカードに、元の10枚を戻して50枚とし、
そして、任意に選んだカードを10枚足す。
これを「ゲームに使用するデッキ(60枚)」とする。
D互いにカードをシャッフルして、バトル開始!!
以上です。
このゲーム開始前の確認作業の大事な点は、2つです。
1)どんなカードを使って戦おうとしているか、
互いにある程度、わかっていること。
2)確認し終わったあとに、
互いに未知のカードを10枚加えられることです。
●なぜ、こんなことをするのか?
理由は2つあります。
1)不要カードの存在をなくすため
たとえば、「数学系のカードを弱体化させる不確定性原理カード」があっても
相手のデッキに、数学系のカードが入っていなければ、まったく役に立ちません。
(ちなみに、役に立たないカードが1枚でも入っていると、
この手のカードゲームはかなり厳しいことになります)
いつもいつも、対戦相手が、数学系のカードを入れているとは限らないので、
こういう「限定条件型の発動カード」は不要として無視され、
結局、「どんな状況でもある程度の効力を発揮しそうなカード」
ばかりが選ばれるようになってしまいます。
このような不要カードをなくすため、「カード確認」の手順を入れました。
つまり、相手のデッキ構成を予想することで、ピンポイントで、
相手の弱点をつくカードを入れることができるのです。
(もうひとつの理由は次回に)
本アカディミアでは、ゲームを開始する前に、
互いのプレイヤーで、必ず以下のことをやっていただきます……。
それは……、
どんなカードをデッキにいれてるか
互いに見せ合う
ことです。
具体的には、こんな感じです。
@互いに、カードを50枚用意する。
Aその50枚をシャッフルし、上から10枚のカードを取り除き、
残った40枚を互いに交換し、3分間、その中身を確認しあう。
B確認後、互いにカードを持ち主に戻す。
Cプレイヤーは、戻ってきたカードに、元の10枚を戻して50枚とし、
そして、任意に選んだカードを10枚足す。
これを「ゲームに使用するデッキ(60枚)」とする。
D互いにカードをシャッフルして、バトル開始!!
以上です。
このゲーム開始前の確認作業の大事な点は、2つです。
1)どんなカードを使って戦おうとしているか、
互いにある程度、わかっていること。
2)確認し終わったあとに、
互いに未知のカードを10枚加えられることです。
●なぜ、こんなことをするのか?
理由は2つあります。
1)不要カードの存在をなくすため
たとえば、「数学系のカードを弱体化させる不確定性原理カード」があっても
相手のデッキに、数学系のカードが入っていなければ、まったく役に立ちません。
(ちなみに、役に立たないカードが1枚でも入っていると、
この手のカードゲームはかなり厳しいことになります)
いつもいつも、対戦相手が、数学系のカードを入れているとは限らないので、
こういう「限定条件型の発動カード」は不要として無視され、
結局、「どんな状況でもある程度の効力を発揮しそうなカード」
ばかりが選ばれるようになってしまいます。
このような不要カードをなくすため、「カード確認」の手順を入れました。
つまり、相手のデッキ構成を予想することで、ピンポイントで、
相手の弱点をつくカードを入れることができるのです。
(もうひとつの理由は次回に)
2009年01月16日
AcademiA(アカディミア)、駆け引き
本カードゲームでは、伏せカードの特殊能力が、
特に強力となっています。
たとえば、
「伏せカードを攻撃!」
→「伏せカード、オープン!特殊能力発動!!
『オープン時に攻撃してきたカードが○○系であれば、
そのカードをただちに破壊できる』」
→「ああ!せっかくの強力カードが破壊されてしまった!」
という感じです。
したがって、アカディミアカードゲームにおいて、
一番の駆け引きとなる部分は、
「伏せカードをどのように置くか?」
「どの伏せカードをどのカードで攻撃するか?」
というところになります。
だから、闇雲に、強い理論カードを構築して、がんがん攻撃すれば、
力押しで勝てるというわけではありません。
「負けるかもしれないけど、あえて、先に弱いカードで攻撃してみて、
相手の正体を見極めてから、強いカードで攻撃をする」
ぐらいの慎重さが時に必要になります。
しかし……。
実際のゲームでは、あまりこのような「駆け引き」は、
重要になってきません。
というのは、こういう駆け引きが有効になるのは、
相手がどんなカードを持っているか、ある程度把握しているときだけです。
たとえば、相手が伏せカードを出しても、
「どんなカードなのかまったく不明で、予測することすら不可能」
な状態の場合であるならば、「考えるだけ無駄」なため、
なんらかのセオリーにしたがって「攻撃する/しない」
を機械的に判断することになります。
しかし、相手のカードの種類がわかっている場合には、
このあたりの事情が、がらっとかわってきます。
このことから、アカディミアカードゲームでは、前回述べたような、
「ゲーム開始前に、互いのカードの確認を行う」
という手順をいれました。
つまり、こういう感じです。
「くくくく、いいかね。たとえ相手が、どんなゲームの達人であっても、
状況などお構いなしに、目をつぶって単調に攻撃しつづければ、
カードの引き次第では、勝つことだってある……。
だが、そんなサイコロをただ振って勝敗を決めるような戦いをしたところで
何の面白みも勝利の実感もないだろう。
本当の勝利とは、相手の思考を読んで、その上を行くことなのだ。
アカディミアカードゲームでは、それを「真の勝利」と位置づけている。
もちろん、相手の手の内が、まったく読めない状態なのだとしたら、
『考えるだけ無駄なのだから、単調に攻撃するしかない』
という考え方もわからなくはない……。
だから、我々は必ずこういう。
ゲームの前に、互いのカードを見るんだ……
見るんだよと。
くくくく。こうするとね、面白いことが起きる。
こうした場合、たいてい弱い人間というものは、
何かの動作をするときに、つねに、相手の手札の中から、
「自分にとっての最悪のケース」を想像してしまうんだ。
そのため、手が止まる。
本来なら「いけいけ!」と攻撃をしかけるところなのに
「もしかしたら、あのカードかもしれない」
「苦労して構築した強力カードが破壊されてしまうかもしれない」 と、
勝手に最悪の事態を想像してしまうんだ。
そして、保留する。
最悪の事態が回避できる状況になるまで。
たとえば、最悪の事態を生み出すカードが消費されるまで待つなど……。
もっとも、それは逆に、相手にその最悪のカードを
手札に引くまでの猶予を与えてしまうことになるんだがね……。
本当は、リスク覚悟で、目をつぶって攻撃することが正しいときだってある。
だが、まぁ、できない。おおむね、心の弱い人間は。
いつも最悪の事態ばかりが身の上に起きているのだから……くくくく。
だから、保留する。そして、最悪の事態が回避された状態……、
リスクがゼロになってから動こうとする。
もっとも、玄人からすれば、そんな心の弱さなど、
それこそ、まさに、垂涎……。とって喰うは容易い。
なぜなら、あとから、10枚カードを追加できるんだ。
そのカードに、相手の予想を、期待を、裏切るカードを入れればいい。
するとね、面白いように、ひっかかるんだよ。
そして、これがもっとも楽しいんだ。
だって、
『もうこういうことは起きない。リスクは回避された。勝負だ!』
と喜び勇んで、突っ込んできたところへ、
想定外の大打撃を食らうのだから……」
というわけで、最後に追加する10枚ですが、
・相手の弱点をつくカードを追加するでもよし
・相手がついてくるであろう弱点を補うカードを追加するでもよし
ここが、アカディミアカードゲームの
「駆け引き」になるわけです。(^▽^)
特に強力となっています。
たとえば、
「伏せカードを攻撃!」
→「伏せカード、オープン!特殊能力発動!!
『オープン時に攻撃してきたカードが○○系であれば、
そのカードをただちに破壊できる』」
→「ああ!せっかくの強力カードが破壊されてしまった!」
という感じです。
したがって、アカディミアカードゲームにおいて、
一番の駆け引きとなる部分は、
「伏せカードをどのように置くか?」
「どの伏せカードをどのカードで攻撃するか?」
というところになります。
だから、闇雲に、強い理論カードを構築して、がんがん攻撃すれば、
力押しで勝てるというわけではありません。
「負けるかもしれないけど、あえて、先に弱いカードで攻撃してみて、
相手の正体を見極めてから、強いカードで攻撃をする」
ぐらいの慎重さが時に必要になります。
しかし……。
実際のゲームでは、あまりこのような「駆け引き」は、
重要になってきません。
というのは、こういう駆け引きが有効になるのは、
相手がどんなカードを持っているか、ある程度把握しているときだけです。
たとえば、相手が伏せカードを出しても、
「どんなカードなのかまったく不明で、予測することすら不可能」
な状態の場合であるならば、「考えるだけ無駄」なため、
なんらかのセオリーにしたがって「攻撃する/しない」
を機械的に判断することになります。
しかし、相手のカードの種類がわかっている場合には、
このあたりの事情が、がらっとかわってきます。
このことから、アカディミアカードゲームでは、前回述べたような、
「ゲーム開始前に、互いのカードの確認を行う」
という手順をいれました。
つまり、こういう感じです。
「くくくく、いいかね。たとえ相手が、どんなゲームの達人であっても、
状況などお構いなしに、目をつぶって単調に攻撃しつづければ、
カードの引き次第では、勝つことだってある……。
だが、そんなサイコロをただ振って勝敗を決めるような戦いをしたところで
何の面白みも勝利の実感もないだろう。
本当の勝利とは、相手の思考を読んで、その上を行くことなのだ。
アカディミアカードゲームでは、それを「真の勝利」と位置づけている。
もちろん、相手の手の内が、まったく読めない状態なのだとしたら、
『考えるだけ無駄なのだから、単調に攻撃するしかない』
という考え方もわからなくはない……。
だから、我々は必ずこういう。
ゲームの前に、互いのカードを見るんだ……
見るんだよと。
くくくく。こうするとね、面白いことが起きる。
こうした場合、たいてい弱い人間というものは、
何かの動作をするときに、つねに、相手の手札の中から、
「自分にとっての最悪のケース」を想像してしまうんだ。
そのため、手が止まる。
本来なら「いけいけ!」と攻撃をしかけるところなのに
「もしかしたら、あのカードかもしれない」
「苦労して構築した強力カードが破壊されてしまうかもしれない」 と、
勝手に最悪の事態を想像してしまうんだ。
そして、保留する。
最悪の事態が回避できる状況になるまで。
たとえば、最悪の事態を生み出すカードが消費されるまで待つなど……。
もっとも、それは逆に、相手にその最悪のカードを
手札に引くまでの猶予を与えてしまうことになるんだがね……。
本当は、リスク覚悟で、目をつぶって攻撃することが正しいときだってある。
だが、まぁ、できない。おおむね、心の弱い人間は。
いつも最悪の事態ばかりが身の上に起きているのだから……くくくく。
だから、保留する。そして、最悪の事態が回避された状態……、
リスクがゼロになってから動こうとする。
もっとも、玄人からすれば、そんな心の弱さなど、
それこそ、まさに、垂涎……。とって喰うは容易い。
なぜなら、あとから、10枚カードを追加できるんだ。
そのカードに、相手の予想を、期待を、裏切るカードを入れればいい。
するとね、面白いように、ひっかかるんだよ。
そして、これがもっとも楽しいんだ。
だって、
『もうこういうことは起きない。リスクは回避された。勝負だ!』
と喜び勇んで、突っ込んできたところへ、
想定外の大打撃を食らうのだから……」
というわけで、最後に追加する10枚ですが、
・相手の弱点をつくカードを追加するでもよし
・相手がついてくるであろう弱点を補うカードを追加するでもよし
ここが、アカディミアカードゲームの
「駆け引き」になるわけです。(^▽^)
2009年01月24日
僕のパチンコ体験(2)
僕のパチンコ体験の続きです。
前回は、
「何にも知らずに、パチンコ屋に入ってやってみたら、
ビギナーズラックで当たりが出て、あたふたしました」
というお話でしたが、
今回は、初心者の難関……玉の「換金」について。
さて、当たりがでて、たくさん玉が出てきたまでは良かったのですが、
初めてなので、そのあとどうやって換金すればいいか、
まったくわかりません。
それで、とりあえず、店員さんに向かって、
指でバッテンを作りながら「しめてください」と言って
帰りたい旨を伝えました。
すると、店員さんは、僕が出した玉を
「(おそらく)玉の数をかぞえる機械」にぶち込み、
その機械から出てきた「玉が××××個ありましたよ」
と書かれたレシートを渡してくれました。
それをもらった僕は、なんとなく空気を読んで、
色々な商品が置かれているカウンターへ。
そこのお姉さんに、どきどきしながらレシートを渡すと、今度は、
「プラスチックのケースに入ったメダルみたいなもの」
を渡してくれました。
これで僕は、ピーンときました。そういえば、
たいていパチンコ屋の傍には、
「まるで闇取引をするみたいな、怪しげな小窓のある場所」
があったなあと。きっと、その小窓からメダルを渡すと、
お金を渡してくれるに違いない!
でも、はじめてきたパチンコ屋なので、それがどこにあるかわかりません。
そこで、「あのこれを、お金に換えたいですけど、どこ行けばいいですか」
とカウンターのお姉さんに聞いたところ、
お姉さんは、苦笑しながら「あっちの方にあります」と教えてくれました。
言われた方向に歩いていくと……ありました!怪しい小窓を発見です!
嬉々として、その小窓の奥にいる人に、メダルを渡したら、
めでたくお金が返ってきました!
で、そのときは、それで満足したのですが……、よくよく考えると、
なぜ、あんなところで換金しているんだろう?
なぜ、店内のカウンターでやらないんだろう?
これじゃあ、まるで闇取引みたいじゃないか……。
と疑問がふつふつとわいてきました。
実は、これって、国や警察があえて見逃しているだけで、
本当は違法行為なんじゃないんだろうか?
ただ、必要悪として見逃されているだけで……、
え、まさか、犯罪とか……?
で、その後、ちょっと調べてみたのですが、
どうも以下のことが法律で決まっているようです。
・パチンコ屋は、客に景品として現金を渡してはいけない。
・パチンコ屋は、客に渡した景品を買い取ってはいけない。
あれ?やっぱり、法律違反じゃん!
そうすると、どうやって、パチンコ屋は、
この法律を逃れているんだろう?
どうやら「三店方式」という抜け道でやってるようです。
つまり、こういうことです。
まず、パチンコ屋は、お客に渡しているメダルは、
たいした価値のない、ただの景品ですよ、と言い張ります。
実際、現金を渡しているわけではないので、当然、法律違反ではありません。
そして、そのパチンコ屋の傍には、なぜか
そのメダルを現金で買い取ってくれる骨董品屋(古物商)があるわけですが、
それは、たまたまそのメダルに価値を見出す骨董品屋が、
たまたまパチコン屋の近くにあったというだけで、
まったくの偶然であり、
客が勝手に、メダルを売る(現金化する)としても、
そんなのパチンコ屋としては、いっさいあずかり知るところではないと。
そして、客が売ったメダルを骨董品屋から回収して、
パチコン屋におろす業者がいるけど、それもパチンコ屋としては、
「自分たちは、そのメダルがどこから仕入れたのか、
まったく知らないし、それはうちが関知することじゃないから」と、
その骨董品屋とは無関係だと主張するわけです。
つまり、メダル(景品)の流れが
以下のように3店(3つの会社)を経由していることになります。
パチンコ屋 → 骨董品屋 → メダル回収業者
(→またパチンコ屋に戻る)
だから、もし、仮に、パチンコ屋さんの経営者に、
その件について質問すれば、こういう回答になるのです。
「このメダルを現金化してくれるところが、
あそこにあるんですが、知ってましたか!?」
「ええー、そうなんですか?しりませんでした。
私たちは、ただパチンコの景品として、
珍しいメダルを渡しているだけですから」
そして、交換所(骨董品屋)の経営者は、こう言うわけです。
「私たちは、ただ、骨董品のメダルが欲しくて、買い取ってるだけなんですよー。
あ、これ、パチンコ屋さんの景品なんですか?
へー、そんなの知りませんでした^^」
そして、その骨董品を回収して、パチンコ屋におろす業者の経営者は、
「私たちは、骨董品屋が売れなくて困ってるメダルを引き取って、
パチンコ屋さんに買い取ってもらってるだけです」
つまり、3社が明らかに結託してやってるけど、
一応、3社とも経営者が異なるため、
「え、偶然ですよー」と言い張れることができて、
それを法律の抜け道にしているようです。
抜け道といっても、かなりグレーで、
その気になれば起訴できると思うのですが、
そこは警察も目をつぶっているようです。
(起訴すれば、それが偶然で済まされるかどうかは裁判所の判断になるので、
どう転ぶかはわからない。とりあえず、まだ起訴されたことは一度もない)
いや、それどころか、どうやら、その見逃しの見返りとして、
警察の職員の天下り先……
パチンコ関連団体の役員の椅子を用意しているらしいです。
うーん、すごいなあ。そして、全然知らなかったなー。
いつも身近にあるパチンコ屋に、そんな秘密やカラクリがあったなんて
全然知りませんでした。やっぱり、なんでも経験してみるものですね、
色々勉強になりました。
前回は、
「何にも知らずに、パチンコ屋に入ってやってみたら、
ビギナーズラックで当たりが出て、あたふたしました」
というお話でしたが、
今回は、初心者の難関……玉の「換金」について。
さて、当たりがでて、たくさん玉が出てきたまでは良かったのですが、
初めてなので、そのあとどうやって換金すればいいか、
まったくわかりません。
それで、とりあえず、店員さんに向かって、
指でバッテンを作りながら「しめてください」と言って
帰りたい旨を伝えました。
すると、店員さんは、僕が出した玉を
「(おそらく)玉の数をかぞえる機械」にぶち込み、
その機械から出てきた「玉が××××個ありましたよ」
と書かれたレシートを渡してくれました。
それをもらった僕は、なんとなく空気を読んで、
色々な商品が置かれているカウンターへ。
そこのお姉さんに、どきどきしながらレシートを渡すと、今度は、
「プラスチックのケースに入ったメダルみたいなもの」
を渡してくれました。
これで僕は、ピーンときました。そういえば、
たいていパチンコ屋の傍には、
「まるで闇取引をするみたいな、怪しげな小窓のある場所」
があったなあと。きっと、その小窓からメダルを渡すと、
お金を渡してくれるに違いない!
でも、はじめてきたパチンコ屋なので、それがどこにあるかわかりません。
そこで、「あのこれを、お金に換えたいですけど、どこ行けばいいですか」
とカウンターのお姉さんに聞いたところ、
お姉さんは、苦笑しながら「あっちの方にあります」と教えてくれました。
言われた方向に歩いていくと……ありました!怪しい小窓を発見です!
嬉々として、その小窓の奥にいる人に、メダルを渡したら、
めでたくお金が返ってきました!
で、そのときは、それで満足したのですが……、よくよく考えると、
なぜ、あんなところで換金しているんだろう?
なぜ、店内のカウンターでやらないんだろう?
これじゃあ、まるで闇取引みたいじゃないか……。
と疑問がふつふつとわいてきました。
実は、これって、国や警察があえて見逃しているだけで、
本当は違法行為なんじゃないんだろうか?
ただ、必要悪として見逃されているだけで……、
え、まさか、犯罪とか……?
で、その後、ちょっと調べてみたのですが、
どうも以下のことが法律で決まっているようです。
・パチンコ屋は、客に景品として現金を渡してはいけない。
・パチンコ屋は、客に渡した景品を買い取ってはいけない。
あれ?やっぱり、法律違反じゃん!
そうすると、どうやって、パチンコ屋は、
この法律を逃れているんだろう?
どうやら「三店方式」という抜け道でやってるようです。
つまり、こういうことです。
まず、パチンコ屋は、お客に渡しているメダルは、
たいした価値のない、ただの景品ですよ、と言い張ります。
実際、現金を渡しているわけではないので、当然、法律違反ではありません。
そして、そのパチンコ屋の傍には、なぜか
そのメダルを現金で買い取ってくれる骨董品屋(古物商)があるわけですが、
それは、たまたまそのメダルに価値を見出す骨董品屋が、
たまたまパチコン屋の近くにあったというだけで、
まったくの偶然であり、
客が勝手に、メダルを売る(現金化する)としても、
そんなのパチンコ屋としては、いっさいあずかり知るところではないと。
そして、客が売ったメダルを骨董品屋から回収して、
パチコン屋におろす業者がいるけど、それもパチンコ屋としては、
「自分たちは、そのメダルがどこから仕入れたのか、
まったく知らないし、それはうちが関知することじゃないから」と、
その骨董品屋とは無関係だと主張するわけです。
つまり、メダル(景品)の流れが
以下のように3店(3つの会社)を経由していることになります。
パチンコ屋 → 骨董品屋 → メダル回収業者
(→またパチンコ屋に戻る)
だから、もし、仮に、パチンコ屋さんの経営者に、
その件について質問すれば、こういう回答になるのです。
「このメダルを現金化してくれるところが、
あそこにあるんですが、知ってましたか!?」
「ええー、そうなんですか?しりませんでした。
私たちは、ただパチンコの景品として、
珍しいメダルを渡しているだけですから」
そして、交換所(骨董品屋)の経営者は、こう言うわけです。
「私たちは、ただ、骨董品のメダルが欲しくて、買い取ってるだけなんですよー。
あ、これ、パチンコ屋さんの景品なんですか?
へー、そんなの知りませんでした^^」
そして、その骨董品を回収して、パチンコ屋におろす業者の経営者は、
「私たちは、骨董品屋が売れなくて困ってるメダルを引き取って、
パチンコ屋さんに買い取ってもらってるだけです」
つまり、3社が明らかに結託してやってるけど、
一応、3社とも経営者が異なるため、
「え、偶然ですよー」と言い張れることができて、
それを法律の抜け道にしているようです。
抜け道といっても、かなりグレーで、
その気になれば起訴できると思うのですが、
そこは警察も目をつぶっているようです。
(起訴すれば、それが偶然で済まされるかどうかは裁判所の判断になるので、
どう転ぶかはわからない。とりあえず、まだ起訴されたことは一度もない)
いや、それどころか、どうやら、その見逃しの見返りとして、
警察の職員の天下り先……
パチンコ関連団体の役員の椅子を用意しているらしいです。
うーん、すごいなあ。そして、全然知らなかったなー。
いつも身近にあるパチンコ屋に、そんな秘密やカラクリがあったなんて
全然知りませんでした。やっぱり、なんでも経験してみるものですね、
色々勉強になりました。